俺と妻のほのぼの激闘日記 最終回

さて、お姉さんの攻略は上手くいったけど、そこからが進まなかった。

だから俺たちは家族攻略より、彼女の移住作戦を優先するようになっていった。

何処に住むか、どんな部屋に住むか、ペット飼おうなどなど。

彼女も何度も関東に来て、色んな所に遊びに行った。でも殆んど飲み屋だけどww

千葉から関西に寄って、そこから博多に旅行にも行ったなぁ。そこでも飲み屋回りがメインだけどww

あとは、たまにレンタカー借りてドライブとか。そのときは彼女が選曲して作ったCDが大活躍。俺のカラオケのレパートリーも一気に広がった。

 

楽しい日々を過ごしながらも具体的な進展がないまま月日は流れていった。

そして、俺はフラれた。

遠距離で車もないから寂しくて不便。

俺の存在を家族も認めてくれないからどうして良いかわからない。

おまけに彼女はモテる。男が寄ってくる。

そりゃ俺なんか弾き出されて当然。

彼女は嘘が下手。浮気されても俺は何度も許したなぁ。『最初は俺がやらかしたから仕方ない。』って思って踏ん張ったよ。

この人しか居ないってことを確信してたからね。

二人で何度も乗り越えてきたんだけどね。全部が水の泡、彼女はせっかく乗り越えてきた世界に戻っていった。

 

そう、タイトルと違って、妻になることはなかった。

だけど俺の人生最期の愛。心の中では妻に違いなかった。

 

このタイトルにしたのは、愛に溺れた日々を過ごしていた頃に二人で構想して決めてたから。

あるとき彼女が「ブログ書こう!」って突然言い出して、ネタを書き始めたのがはじまり。

 

フラれてからも連絡は取り合ってたよ。

でも相変わらず彼女は隠し事をして、俺には何も話さなくなってしまった。

まぁ、妻でも恋人でもなんでもないから隠し事も何も関係ないんだけどね(笑)

それでももう一度信じ合えると思っていた俺が問い詰めると、ストーカーって呼ばれて警察に連行。

そこで念書書かされて終わり。

彼女の周りの人にはストーカーって言いふらされて、中傷もされたけど、それでも俺に出来るサポート続けたよ。もう金銭的なことしか出来なかったけどね。

ピエロでいい、それが俺の役割だと思って、真っ直ぐ生きて欲しいから彼女の生活のために出来ること精一杯やってきた。

ただ、そのお金で新しく一緒にいる男性と遊んだり旅行したり、プレゼント買ったり、そんなことのために使われないことを祈るだけ。

 

そしてせめて、親友を越えた人生の戦友として、悩んだとき、壁にぶつかったとき、色々相談できる存在でいようって思って話してみたけど、結局そんなこと望まれていなかったみたい。だから、彼女が毎日楽しく過ごしてくれてれば良い、そう思い込もうとしてる。

 

あっ、そうそう最近ブログを途中まで読んだ彼女が「なんで今こうなった…」って言ってた。

ストーカーと呼ばれてから、俺もそれをずっと考えてた。

『なんでも受け入れるって言った俺に隠し事ばかりで何も話してくれなかったこと。彼女から見たら、俺なんかなんでも話せる器じゃなかったってこと。だから俺に気遣って沢山の嘘や隠し事をしてたこと。それは俺が将来を見据えた関係を望んだのに対して、彼女は単純に一緒にいるときに楽しく過ごしたかっただけっていう純粋な気持ちだったってこと。それに気付くのが遅すぎたこと。そして、俺が心から信頼してもらえず、結局それだけ小さい人間だってこと。』これがが俺が出した答え。長いけど(笑)

 

さてさて、俺は…

人生最期の愛、俺はそのときの気持ちを引きずって暮らしている。本当に女々しいオジサン。

そして、もう自分から人を愛することはないと確信している。

でも、独りじゃ寂しいから俺を必要としてくれる人が居るなら、パートナーとして付かず離れず過ごせたらって思う。俺なんかの相手をしてくれるそんな都合の良いパートナーなんて居ないだろうけど(笑)

今はただ、もう逢うことのない彼女が一生平穏な日々を過ごしてくれることを願って生きていこうと思う。心からそう願う。

 

以上で終わり。

続きを書く機会があったら書くかもだけど、そのときはどんな話になってるかなぁ。でも勝手な独り語りだし、誰も読んでくれないだろうけど。

 

さて、これから俺は…なるようになるさ。