俺と妻のほのぼの激闘日記 やらかした編

順調に交際していた時期、少しでも彼女の側に居たい俺は関西への転勤願いを出していた。

でもそう簡単に転勤できない俺は、相変わらず仕事帰りに行きつけの焼き鳥屋さんや居酒屋さんで独り飲みの日々。

 

そんなとき、居酒屋の店員さんといい仲になってしました。酔った勢いとは言え、彼女ラブの俺には言い訳の出来ない最低な行為だった。

彼女はかなり落ち込んだ。俺は心から後悔した。

だが、この一件があってから、2人の関係に微妙な溝が出来てしまった。

それでもお互いがお互いを必要とし、愛し合う気持ちに変わりがなかったから、そのまま交際は続き俺は溝を埋めようと前よりも必死に彼女に尽くし懺悔する日々を送った。

彼女も自分の気持ちに向き合い、自分で納得出来る結論を出そうと必死だった。

 

微妙な溝が出来たままも俺たちの交際は続いていった。

その間、何度もぶつかり合った。

彼女はモテる。俺は心配と嫉妬から細かく聞いてしまう。彼女は俺のやらかした件を持ち出す。俺は何も言えなくなる。お願いしても聞いてもらえない。

そんな具合で、何度も別れ話が出た。

でも、冷却期間を置くと、やっぱりお互い他の相手は考えられない。

そんな関係が結構長い間続いていった。

これ以上詳しくは語らないけど、普通のカップルならとっくに別れていただろうなぁって状況を何度も何度も乗り越えた。

 

そんなときに、一緒になれば必ず上手くいくと確信していた俺は、彼女にプロポーズした。

場所は彼女の部屋、ひざまついてのプロポーズ!

喜んでくれた。相変わらず笑顔が可愛かった。

喜んでくれたは良いが、居酒屋さんで友人の前でもプロポーズを要求された。

俺は2度目のひざまついてのプロポーズ!

恥ずかしかった。でもやっぱり笑顔が可愛かった。

やっと全てを乗り越えた!

 

そして、俺の転勤が決まった。

九州から関西を通り越して関東への転勤…。

俺は千葉県に住むことになったのである。

 

(次回に続く)